衛生管理者の資格と業種に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
衛生管理者の履歴書の書き方:正式名称・取得年月・英語表記
衛生管理者を取ったので履歴書に書きたい、でも何と書けば正しいのか分からない、という人向けの記事です。結論から言うと、正式名称は「第一種衛生管理者免許」「第二種衛生管理者免許」で(労働安全衛生規則別表第4)、履歴書には「第一種衛生管理者免許 取得」と書けば正確です。英語表記には公式の訳がないので、法令の英訳を参考にします。
衛生管理者の正式名称(免許の名称)
結論
書き方の例:「令和○年○月 第一種衛生管理者免許 取得」。合格と免許の交付は別の手続きなので、合格だけなら「免許試験 合格」と書き分けます。英語は法令の参考訳で "class-1 health supervisor's license" などの表現があります(正文ではありません)。
衛生管理者の免許は、労働安全衛生規則第62条と別表第4で、免許の種類ごとに受けられる者が定められています。名称は次の3つです。
| 正式名称 | 主な取り方 |
|---|---|
| 第一種衛生管理者免許 | 第一種衛生管理者免許試験に合格(ほか医学の課程の卒業者など) |
| 第二種衛生管理者免許 | 第二種衛生管理者免許試験に合格 など |
| 衛生工学衛生管理者免許 | 大学等で工学・理学の課程を卒業し、衛生工学衛生管理者講習を修了 など(次に取る資格) |
「衛生管理者」だけでは第一種か第二種かが分からないため、種別まで書くのが基本です。第一種と第二種では選任できる業種の範囲が違い(第一種と第二種の違い)、応募先にとって意味のある情報だからです。
履歴書の書き方の例
| 状況 | 書き方の例 |
|---|---|
| 第一種を取得 | 令和○年○月 第一種衛生管理者免許 取得 |
| 第二種を取得 | 令和○年○月 第二種衛生管理者免許 取得 |
| 合格・免許申請中 | 令和○年○月 第一種衛生管理者免許試験 合格(免許申請中) |
資格欄の年号は、学歴・職歴欄と同じ表記(和暦か西暦か)にそろえると読みやすくなります。
衛生管理者に選任された経験がある場合は、資格欄とは別に職務経歴書で書くと伝わりやすくなります(一般論)。たとえば「常時○人規模の事業場で衛生管理者に選任。毎週の職場巡視、衛生委員会の運営、定期健康診断の事後措置を担当」のように、法令で決まっている職務(職場巡視・衛生委員会・健康診断業務)に沿って書くと、実務の中身が具体的になります。
取得年月は合格日か免許交付日か
衛生管理者は「合格」と「免許の取得」が別の手続きです。試験に合格すると免許試験合格通知書が届き、そのあと東京労働局免許証発行センターに免許申請をして初めて免許証が交付されます。手続きをしないと免許証は交付されません(合格率と難易度・試験日と申し込みも参照)。
履歴書にどちらの日付を書くべきかを定めた公的なルールは、一次資料では確認できませんでした。「免許 取得」と書くなら免許証の記載で日付を確認し、応募先や社内の書式に指定があればそれに従うのが確実です。合格しただけで免許申請をしていない場合は、「取得」ではなく「合格」と書き分けてください。
第二種から第一種・特例の場合の書き方
第二種を持っている人は、有害業務の科目だけを受ける特例第一種で第一種を目指せます(特例第一種とは)。合格して第一種の免許を受けたら、名称は通常の第一種と同じ「第一種衛生管理者免許」です。「特例」と書く必要はありません。両方を書く場合は、取得順に並べます。
- 令和○年○月 第二種衛生管理者免許 取得
- 令和○年○月 第一種衛生管理者免許 取得
第一種は第二種の範囲を含むので、スペースが限られる場合は第一種だけを書く人もいます。応募先が第二種の取得歴を知りたい場合を除き、どちらでも問題ありません(一般論)。
英語表記(公式訳なし)
衛生管理者の免許について、国が定めた公式の英語名称は一次資料では確認できませんでした。参考になるのは国の「日本法令外国語訳データベースシステム」の英訳です。ただし同データベースは、翻訳は正文ではなく理解を助けるための参考資料であり、最終改正版でない法令も含むと注記しています。
| 英訳の出どころ | 表現 |
|---|---|
| 労働安全衛生規則の英訳(Order of the Ministry of Health, Labour and Welfare No. 185 of 2006時点) | 衛生管理者=health supervisor/第一種衛生管理者免許=class-1 health supervisor's license/第二種=class-2 health supervisor's license |
| 労働安全衛生法の英訳(Act No. 71 of 2018時点) | 衛生管理者=health manager |
このように英訳の中でも訳語が一つに定まっていません。英文の履歴書では、"class-1 health supervisor's license" のような訳に日本語名(第一種衛生管理者免許)を併記し、国家資格であることを補足すると誤解が少なくなります(一般論)。
本番形式の問題で確かめる
この記事の範囲から、本番と同じ五肢択一を3問。選ぶと正誤と解説が出ます(学習の記録には残りません)。
事務室の換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
呼吸の調節と気道に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
関連する分野を練習する
よくある質問
履歴書には「第一種衛生管理者」と書けばいいですか?
免許の名称は労働安全衛生規則別表第4で「第一種衛生管理者免許」とされています。履歴書の資格欄には「第一種衛生管理者免許 取得」のように免許の名称で書くと正確です。
取得年月は合格した日ですか、免許証が届いた日ですか?
試験に合格すると「免許試験合格通知書」が届き、その後に東京労働局免許証発行センターへ免許申請をして免許証が交付されます。手続きをしないと免許証は交付されません。履歴書にどちらの日付を書くかを定めた公的なルールは確認できませんでした。免許を「取得」した日として書くなら免許証の記載で確認し、応募先から指定があればそれに従ってください。
合格したけれど免許申請をしていない場合は?
免許申請をしないと免許証は交付されないので、免許を持っているとは書けません。書くなら「第一種衛生管理者免許試験 合格」のように合格であることを明記し、早めに免許申請を済ませましょう(申請先は東京労働局免許証発行センター)。
関連する記事
出典
数値・条文は次の一次資料で確認しています(確認日は本文の注記のとおり)。
- 労働安全衛生規則(e-Gov法令検索)
- 「合格後の手続き」(安全衛生技術試験協会)
- 労働安全衛生法(www.japaneselawtranslation.go.jp)
- 労働安全衛生規則(www.japaneselawtranslation.go.jp)
このサイトは公益財団法人安全衛生技術試験協会とは関係のない学習用サービスです。法令の解釈や会社での運用は、所轄の労働基準監督署や専門家(社会保険労務士など)に確認してください。編集方針