衛生管理者の履歴書の書き方:正式名称・取得年月・英語表記

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衛生管理者を取ったので履歴書に書きたい、でも何と書けば正しいのか分からない、という人向けの記事です。結論から言うと、正式名称は「第⁠一⁠種衛生管理者免許」「第⁠二⁠種衛生管理者免許」で(労働安全衛生規則別表第4)、履歴書には「第⁠一⁠種衛生管理者免許 取得」と書けば正確です。英語表記には公式の訳がないので、法令の英訳を参考にします。

衛生管理者の正式名称(⁠免⁠許⁠の⁠名⁠称⁠)

結論

書き方の例:「令和○年○月 第⁠一⁠種衛生管理者免許 取得」。合格と免許の交付は別の手続きなので、合格だけなら「免許試験 合格」と書き分けます。英語は法令の参考訳で "class-1 health supervisor's license" などの表現があります(⁠正⁠文⁠で⁠は⁠あ⁠り⁠ま⁠せ⁠ん⁠)。

衛生管理者の免許は、労働安全衛生規則第⁠6⁠2⁠条と別表第4で、免許の種類ごとに受けられる者が定められています。名称は次の3つです。

正式名称主な取り方
第⁠一⁠種衛生管理者免許第⁠一⁠種衛生管理者免許試験に合格(ほか医学の課程の卒業者など)
第⁠二⁠種衛生管理者免許第⁠二⁠種衛生管理者免許試験に合格 など
衛生工学衛生管理者免許大学等で工学・理学の課程を卒業し、衛生工学衛生管理者講習を修了 など(次に取る資格)

「⁠衛⁠生⁠管⁠理⁠者⁠」だけでは第⁠一⁠種か第⁠二⁠種かが分からないため、種別まで書くのが基本です。第⁠一⁠種と第⁠二⁠種では選任できる業種の範囲が違い(第一種と第二種の違い)、応募先にとって意味のある情報だからです。

履歴書の書き方の例

状況書き方の例
第⁠一⁠種を取得令和○年○月 第⁠一⁠種衛生管理者免許 取得
第⁠二⁠種を取得令和○年○月 第⁠二⁠種衛生管理者免許 取得
合格・免許申請中令和○年○月 第⁠一⁠種衛生管理者免許試験 合格(⁠免⁠許⁠申⁠請⁠中⁠)

資格欄の年号は、学歴・職歴欄と同じ表記(⁠和⁠暦⁠か⁠西⁠暦⁠か⁠)にそろえると読みやすくなります。

衛生管理者に選任された経験がある場合は、資格欄とは別に職務経歴書で書くと伝わりやすくなります(⁠一⁠般⁠論⁠)。たとえば「常時○人規模の事業場で衛生管理者に選任。毎週の職場巡視、衛生委員会の運営、定期健康診断の事後措置を担当」のように、法令で決まっている職務(職場巡視・衛生委員会・健康診断業務)に沿って書くと、実務の中身が具体的になります。

取得年月は合格日か免許交付日か

衛生管理者は「⁠合⁠格⁠」と「⁠免⁠許⁠の⁠取⁠得⁠」が別の手続きです。試験に合格すると免許試験合格通知書が届き、そのあと東京労働局免許証発行センターに免許申請をして初めて免許証が交付されます。手続きをしないと免許証は交付されません(合格率と難易度・試験日と申し込みも参照)。

履歴書にどちらの日付を書くべきかを定めた公的なルールは、一次資料では確認できませんでした。「免許 取得」と書くなら免許証の記載で日付を確認し、応募先や社内の書式に指定があればそれに従うのが確実です。合格しただけで免許申請をしていない場合は、「⁠取⁠得⁠」ではなく「⁠合⁠格⁠」と書き分けてください。

第⁠二⁠種から第⁠一⁠種・特例の場合の書き方

第⁠二⁠種を持っている人は、有害業務の科目だけを受ける特例第⁠一⁠種で第⁠一⁠種を目指せます(特例第一種とは)。合格して第⁠一⁠種の免許を受けたら、名称は通常の第⁠一⁠種と同じ「第⁠一⁠種衛生管理者免許」です。「⁠特⁠例⁠」と書く必要はありません。両方を書く場合は、取得順に並べます。

第⁠一⁠種は第⁠二⁠種の範囲を含むので、スペースが限られる場合は第⁠一⁠種だけを書く人もいます。応募先が第⁠二⁠種の取得歴を知りたい場合を除き、どちらでも問題ありません(⁠一⁠般⁠論⁠)。

英語表記(⁠公⁠式⁠訳⁠な⁠し⁠)

衛生管理者の免許について、国が定めた公式の英語名称は一次資料では確認できませんでした。参考になるのは国の「日本法令外国語訳データベースシステム」の英訳です。ただし同データベースは、翻訳は正文ではなく理解を助けるための参考資料であり、最終改正版でない法令も含むと注記しています。

英訳の出どころ表現
労働安全衛生規則の英訳(Order of the Ministry of Health, Labour and Welfare No. 185 of 2006時点)衛生管理者=health supervisor/第⁠一⁠種衛生管理者免許=class-1 health supervisor's license/第⁠二⁠種=class-2 health supervisor's license
労働安全衛生法の英訳(Act No. 71 of 2018時点)衛生管理者=health manager

このように英訳の中でも訳語が一つに定まっていません。英文の履歴書では、"class-1 health supervisor's license" のような訳に日本語名(第⁠一⁠種衛生管理者免許)を併記し、国家資格であることを補足すると誤解が少なくなります(⁠一⁠般⁠論⁠)。

出⁠典:e-Gov法令検索の現行条文(労働安全衛生規則第⁠6⁠2⁠条・別表第4 [e-Gov])、安全衛生技術試験協会「⁠合⁠格⁠後⁠の⁠手⁠続⁠き⁠」[協会サイト]、日本法令外国語訳データベースシステム(労働安全衛生法 [英訳]・労働安全衛生規則 [英訳])。2⁠0⁠2⁠6⁠年10月2⁠3⁠日確認。

本番形式の問題で確かめる

この記事の範囲から、本番と同じ五肢択一を3問。選ぶと正誤と解説が出ます(学習の記録には残りません)。

第1問 / 3関係法令

衛生管理者の資格と業種に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。

第2問 / 3労働衛生

事務室の換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

第3問 / 3労働生理

呼吸の調節と気道に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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よくある質問

履歴書には「第⁠一⁠種衛生管理者」と書けばいいですか?

免許の名称は労働安全衛生規則別表第4で「第⁠一⁠種衛生管理者免許」とされています。履歴書の資格欄には「第⁠一⁠種衛生管理者免許 取得」のように免許の名称で書くと正確です。

取得年月は合格した日ですか、免許証が届いた日ですか?

試験に合格すると「免許試験合格通知書」が届き、その後に東京労働局免許証発行センターへ免許申請をして免許証が交付されます。手続きをしないと免許証は交付されません。履歴書にどちらの日付を書くかを定めた公的なルールは確認できませんでした。免許を「⁠取⁠得⁠」した日として書くなら免許証の記載で確認し、応募先から指定があればそれに従ってください。

合格したけれど免許申請をしていない場合は?

免許申請をしないと免許証は交付されないので、免許を持っているとは書けません。書くなら「第⁠一⁠種衛生管理者免許試験 合格」のように合格であることを明記し、早めに免許申請を済ませましょう(申請先は東京労働局免許証発行センター)。

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出典

数値・条文は次の一次資料で確認しています(確認日は本文の注記のとおり)。

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