衛生管理者及び産業医の作業場等の巡視に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
衛生管理者の合格率と難易度:第一種・第二種とも受験者の約半数が落ちる
衛生管理者試験の合格率は、令和7年度で第一種46.8%・第二種48.7%です(公益財団法人安全衛生技術試験協会「統計」(令和7年度。2026年10月23日確認))。どちらも受験者の半数前後が不合格になっています。会社から「取っておいて」と言われて受ける人が多い試験ですが、気軽に受けて一発で通る試験ではありません。この記事では、数字の読み方と、落ちる人が多くなる試験の仕組みを整理します。
令和7年度の受験者数と合格率
結論
合格率は第一種46.8%、第二種48.7%(令和7年度)。難しさの正体は問題の難解さよりも、科目ごとに40%以上、かつ合計60%以上という合格基準と範囲の広さです。法令の数字・例外のひっかけを潰し、苦手科目を作らないことが合格への近道になります。
| 試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 不合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 第一種衛生管理者 | 66,401人 | 31,046人 | 46.8% | 35,355人 |
| 第二種衛生管理者 | 40,653人 | 19,796人 | 48.7% | 20,857人 |
第一種は年間で66,401人が受験し、35,355人が不合格でした。同じ協会が実施する二級ボイラー技士(令和7年度の合格率52.9%)と比べても、衛生管理者はやや低い水準です。「国家資格の中では易しい方」と言われることもありますが、数字の上では2人に1人程度しか受からない試験です。
半数が落ちる理由:合格基準が「足切り+合計」の二段構え
合格基準は、科目ごとの得点が40%以上で、かつ合計が60%以上です。第一種では関係法令と労働衛生が「有害業務に係るもの」と「それ以外」に分かれており、この範囲ごとに40%が求められます。つまり第一種は5つ、第二種は3つの区分すべてで最低ラインを越えたうえで、合計でも60%が必要です。
| 第一種の区分 | 問題数(配点) |
|---|---|
| 関係法令(有害業務に係るもの) | 10問(80点) |
| 労働衛生(有害業務に係るもの) | 10問(80点) |
| 関係法令(有害業務に係るもの以外) | 7問(70点) |
| 労働衛生(有害業務に係るもの以外) | 7問(70点) |
| 労働生理 | 10問(100点) |
区分によっては7問しかありません。問題数が少ない区分は、数問の取りこぼしがそのまま足切りにつながります。「得意な労働生理で稼いで、苦手な有害業務の法令はほどほどに」という作戦は、足切りがある以上は通用しません。何点取れば受かるかは合格点と足切りの記事で区分ごとに計算しています。
範囲が広く、ひっかけは「数字と例外」に集まる
衛生管理者の試験は五肢択一です。法令では「何人以上」「何日以内」「何か月以内ごとに1回」「何年間保存」といった数字が多く問われ、選択肢では数字の入れ替えや、例外を無視した言い切りが正誤を分けます。労働衛生では作業環境・健康管理の知識、労働生理では人体の仕組みが出題され、性質の違う3分野を同時に仕上げる必要があります。
第一種はさらに、有機溶剤中毒予防規則・特定化学物質障害予防規則・酸素欠乏症等防止規則などの「有害業務」の範囲が加わります。第二種の30問に対して第一種は44問。合格率の差は小さくても、準備に必要な範囲は第一種の方が広いと考えておくのが安全です(第一種と第二種の違い)。
合格率を自分の側に寄せるには
- 全区分で40%を先に固める:問題数の少ない区分を後回しにしない
- 法令の数字を「条文の形」で覚える:選任の人数、健診の周期、記録の保存年数など(関係法令の数字の覚え方)
- 選択肢の1つ1つを正誤で判断できるようにする:五肢択一でも、各選択肢の○×が分かれば正解にたどり着けます
- 公表問題で本番の形に慣れる:協会が公表している試験問題で出題形式を確認する(独学の進め方)
当サイトのドリルでできること
当サイトは、衛生管理者の試験で間違えやすい数字・例外・言い換えを○×形式で確認するドリルです。本番は五肢択一なので、ドリルだけで本番の形式に慣れることはできませんが、選択肢を1つずつ切る力を鍛える用途に向いています。本番と同じ科目構成・配点で足切りと合計を判定する模試(出題は○×形式)は有料機能です。
本番形式の問題で確かめる
この記事の範囲から、本番と同じ五肢択一を3問。選ぶと正誤と解説が出ます(学習の記録には残りません)。
日射のない屋内作業場で、湿球温度25℃、黒球温度35℃、乾球温度30℃であった。このときのWBGT値として、正しいものはどれか。
赤血球とヘモグロビンに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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よくある質問
衛生管理者の合格率はどのくらいですか?
安全衛生技術試験協会の統計では、令和7年度は第一種が受験者66,401人・合格者31,046人で46.8%、第二種が受験者40,653人・合格者19,796人で48.7%です。
第一種と第二種で難しさはどれくらい違いますか?
合格率の差は大きくありませんが、出題範囲は違います。第一種は44問で、第二種にない「有害業務に係るもの」が関係法令と労働衛生で計20問加わります。有機溶剤や特定化学物質、酸素欠乏などの規則と数字を覚える量が増えるのが第一種の負担です。
合格率が低い一番の原因は何ですか?
受験者ごとの不合格理由は公表されていないので、断定はできません。試験の仕組みから言えるのは、合計60%に加えて科目(第一種は範囲)ごとに40%以上が必要で、1科目でも下回ると不合格になることです。苦手科目をそのままにすると、合計点が足りていても落ちます。
受験資格がないと受けられませんか?
受けられません。衛生管理者は学歴に応じた年数の「労働衛生の実務」の経験が受験資格になっており、事業者証明書などの添付が必要です。詳しくは受験資格の記事で解説しています。
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出典
数値・条文は次の一次資料で確認しています(確認日は本文の注記のとおり)。
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