労働生理が苦手な人へ:1⁠0⁠問で足切りを越える覚え方

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関係法令や労働衛生は仕事の延長で読めても、労働生理になると手が止まる——そう感じる人もいるでしょう。労働生理は第⁠一⁠種⁠・⁠第⁠二⁠種とも1⁠0⁠問・1⁠0⁠0⁠点で、4⁠問を下回ると足切りで不合格になります。ただ、問われるのは難しい理屈より「⁠臓⁠器⁠・⁠物⁠質⁠」と「⁠働⁠き⁠」の対応が中心です。対応表を作るつもりで進めれば、文系でも十分に戦えます。

労働生理を3つのまとまりに分ける

結論

最低ラインは1⁠0⁠問中4⁠問。範囲を3つのまとまり(循環・呼吸・血液/神経・感覚器・ストレス/消化・代謝・内分泌・睡眠)に分け、「何が・どこで・何をするか」を対にして覚える。選択肢の主語と働きが入れ替わっていないかを、対応関係で○×判断する練習が効きます。

当サイトでは、労働生理の範囲を次の3つのエリアに分けて出題しています(分け方は当サイト独自の整理です)。

まとまり覚える軸
循環・呼吸・血液血液の成分と役割、心臓と血管、肺でのガス交換
神経・感覚器・ストレス中枢神経と末梢神経、自律神経(⁠交⁠感⁠・⁠副⁠交⁠感⁠)、感覚器、ストレス反応
消化・代謝・腎臓・内分泌・睡眠消化と吸収、肝臓・腎臓の働き、ホルモン、睡眠

どのまとまりも、「⁠臓⁠器⁠・⁠物⁠質⁠」と「⁠働⁠き⁠」の組み合わせで問われます。テキストを読むときは、ページごとに「〇〇は△△で□□をする」という1行メモを作ると、そのまま○×の判断材料になります。

対応で覚える例(厚生労働省の資料で確認)

酸素を運ぶのは赤血球のヘモグロビン ヘモグロビンは赤血球内の鉄を含むたんぱく質で、肺で酸素と結びつき全身に運ぶ(厚生労働省 e-ヘルスネット「Hb / 血色素量」)。
一酸化炭素はヘモグロビンと酸素の200倍以上結びつきやすい そのため血液の酸素運搬能力が落ち、酸素不足に陥る(e-ヘルスネット「⁠一⁠酸⁠化⁠炭⁠素⁠」)。労働衛生の一酸化炭素中毒の問題ともつながります。
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけ インスリンは膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌される(e-ヘルスネット「⁠イ⁠ン⁠ス⁠リ⁠ン⁠」)。「血糖値を下げるホルモンは複数ある」は誤り、と判断できます。
ノルアドレナリンは交感神経の伝達物質 交感神経の活動が高まると血圧や心拍数が上がり、体を活動に適した状態にする(e-ヘルスネット「⁠ノ⁠ル⁠ア⁠ド⁠レ⁠ナ⁠リ⁠ン⁠」)。
レム睡眠とノンレム睡眠 レム睡眠は急速眼球運動と骨格筋の活動低下が特徴で、夢をよく見る。ノンレム睡眠中は副交感神経が優位で、入眠直後の深い睡眠に一致して成長ホルモンが分泌される。周期は90〜1⁠2⁠0⁠分(e-ヘルスネット「⁠レ⁠ム⁠睡⁠眠⁠」「⁠ノ⁠ン⁠レ⁠ム⁠睡⁠眠⁠」)。

たとえば「血糖値を下げるホルモン」の選択肢では、主語がインスリン以外にすり替わっていないか、「⁠一⁠酸⁠化⁠炭⁠素⁠」の選択肢では「酸素より結びつきにくい」と逆になっていないかを見ます。対応関係を1つ覚えるたびに、切れる選択肢が増えていきます。

苦手な人がやりがちな失敗

4⁠問を確実にするための進め方

まず無料の「⁠循⁠環⁠・⁠呼⁠吸⁠・⁠血⁠液⁠」エリアで、自分がどの程度判断できるかを確かめます。間違えた問題の解説を読み、テキストの該当ページで対応関係を確認したら、もう一度○×で判断できるかを試す——この繰り返しで、1⁠0⁠問中4⁠問のラインは見えてきます。ほかの区分との配分は勉強時間と順番、区分ごとの合格ラインは何点で合格かで確認してください。

なお、当サイトのドリルは○×形式です。本番は五肢択一なので、仕上げには協会の公表問題で本番の形式にも触れておきましょう(公表問題の使い方)。

出⁠典:公益財団法人安全衛生技術試験協会「第⁠一⁠種⁠・⁠第⁠二⁠種衛生管理者」「⁠試⁠験⁠の⁠日⁠程⁠」「⁠試⁠験⁠手⁠数⁠料⁠」「⁠統⁠計⁠」(2⁠0⁠2⁠6⁠年10月2⁠3⁠日確認)。試験の最新情報は同協会の公式サイトで確認してください。 生理学の用語は厚生労働省 e-ヘルスネット 健康用語辞典([厚生労働省]、[厚生労働省]、[厚生労働省]、[厚生労働省]、[厚生労働省]、[厚生労働省]。2⁠0⁠2⁠6⁠年10月2⁠3⁠日確認)。

本番形式の問題で確かめる

この記事の範囲から、本番と同じ五肢択一を3問。選ぶと正誤と解説が出ます(学習の記録には残りません)。

第1問 / 3労働生理

心臓の構造と働きに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

第2問 / 3労働生理

血液の循環に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

第3問 / 3労働生理

血管に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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よくある質問

労働生理は何問取れば足切りを越えますか?

労働生理は第⁠一⁠種⁠・⁠第⁠二⁠種とも1⁠0⁠問・1⁠0⁠0⁠点で、4⁠0⁠%=4⁠問⁠以⁠上の正解が必要です。合計点の基準(⁠6⁠0⁠%⁠)も別にあるので、4⁠問ぎりぎりではなく、もう少し上を目標にしておくと安心です。

労働生理だけ免除される人はいますか?

船員法による衛生管理者適任証書の交付を受け、その後1⁠年⁠以⁠上労働衛生の実務に従事した人は、労働生理の科目免除を受けられます(⁠安⁠全⁠衛⁠生⁠技⁠術⁠試⁠験⁠協⁠会⁠)。この場合の試験時間は2⁠時⁠間1⁠5⁠分です。

理系の知識がなくても大丈夫ですか?

協会の公表問題(令和8⁠年10月掲載の第⁠一⁠種)を見ると、労働生理は「⁠血⁠液⁠」「⁠呼⁠吸⁠」「⁠消⁠化⁠器⁠系⁠」「⁠肝⁠臓⁠の⁠機⁠能⁠」「⁠体⁠温⁠調⁠節⁠」「⁠感⁠覚⁠器⁠」「⁠代⁠謝⁠」「⁠疲⁠労⁠」などについて、記述の正誤を判断する形でした。「どの臓器が何をするか」の対応を1⁠つ⁠ず⁠つ覚えていけば、理系の予備知識がなくても選択肢を判断する材料になります。

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出典

数値・条文は次の一次資料で確認しています(確認日は本文の注記のとおり)。

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