常時800人の労働者を使用する製造業の事業場(深夜業を含む業務その他の有害業務に従事する労働者はいない)の衛生管理体制に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
衛生管理者の解答速報はある?自己採点のしかたと問題用紙の扱い
試験が終わった直後、「受かったかどうか早く知りたい」と解答速報を探す人は多いはずです。結論から言うと、衛生管理者試験には公式の解答速報がなく、問題用紙も持ち帰れません。その代わり、結果は比較的早く出ます(関東センター・東京試験場の案内では試験日から概ね1週間後)。待つ間にできることを整理しました。
衛生管理者試験の解答速報は公式に出るか
結論
正答が公式に出るのは半年分ずつまとめて掲載される公表試験問題だけ。問題用紙は回収されるので、正確な自己採点はできません。結果は試験日から概ね7日後(関東センター・東京試験場の案内。出張試験はもっと先のことがある)に通知・掲載されるので、手応えは「区分ごとに4割を割っていないか」だけ振り返り、次の行動は発表後に決めるのが合理的です。
安全衛生技術試験協会は、試験ごとの解答速報を出していません。公開しているのは「公表試験問題」です([協会サイト])。
| 掲載 | 対象の試験 |
|---|---|
| 令和8年10月掲載 | 令和8年1月から6月までに実施したもの |
| 令和8年4月掲載 | 令和7年7月から12月までに実施したもの |
公表試験問題はPDFで、選択肢の番号の前に「○」が付いたものが正答です。個々の問題や正答についての問い合わせには応じていません。半年分の実施回から選んで掲載されるので、自分が受けた回の問題がそのまま載るとは限りません。「第一種衛生管理者の解答速報」「第二種の解答速報」として出回る情報は、いずれも非公式のものと考えてください。
問題用紙は持ち帰れる?
持ち帰れません。第一種・第二種とも、公表試験問題の表紙の〔注意事項〕に「試験問題は、持ち帰ることはできません」と書かれています。持ち帰れるのは受験票だけです。計算やメモは問題用紙の余白に書くよう指示されているので、手元に自分の解答の記録を残す方法も基本的にありません。
受験票は、不合格だったときの再受験の申請で、受験資格の証明書類の代わりに使えます。捨てずに保管してください(落ちた人が次までにやること)。
自己採点の手がかり:区分ごとの足切りで見積もる
正確な採点はできなくても、どの区分で4割を割った可能性があるかは振り返れます。合格基準は科目ごと(第一種で範囲が分かれている科目は範囲ごと)に40%以上、かつ合計60%以上です。
- 第二種:関係法令・労働衛生・労働生理が各10問。どれか1科目で正解が3問以下なら不合格
- 第一種:有害業務の2区分と労働生理が各10問、それ以外の2区分が各7問。1区分でも4割を下回れば不合格
- 合計:全区分で4割を越えたうえで、合計6割に届いているか
区分ごとの最低正解数と、第一種の配点の違いは何点で合格?の表で確認できます。「明らかに分からなかった問題が多い区分」があれば、その区分から復習を始めるのが次につながります。
公表試験問題で振り返る
自分の受けた回の問題が手元に残らなくても、同じ範囲・同じ形式の問題は公表試験問題で解けます。第一種・第二種とも直近2回分(令和8年10月掲載・令和8年4月掲載)が掲載されていて、正答には「○」が付いています。試験直後の記憶が新しいうちに、本番で迷った論点と同じテーマの問題を探して解き直すと、合否にかかわらず次の勉強の出発点になります。
ただし公表試験問題は令和8年1月1日以降に施行された法令に対応していないと協会が注意しています。法改正があった論点は、問題の正答をそのまま覚えず、現行の条文で確認してください。公表試験問題の使い方は独学で受かる?でも説明しています。
発表までにやっておくこと(次回申込の判断)
- 受験票を保管する:再受験の申請で使う。合格すれば免許申請の準備へ
- 結果の見方を確認する:合格者の受験番号はセンターのホームページに掲載され、通知書ははがきで届く(合格発表の記事)
- 次回の申込は発表後でも間に合うか考える:申込は試験日の2か月前から、オンラインは14日前まで。受験票が発行された後は日程変更も返金もできないので、先に申し込むより結果を見てから申し込むほうが無駄がありません
合格だった場合の手続きは合格した後の手続き、日程変更や欠席の扱いは日程変更・欠席はできる?にまとめています。
本番形式の問題で確かめる
この記事の範囲から、本番と同じ五肢択一を3問。選ぶと正誤と解説が出ます(学習の記録には残りません)。
事務所衛生基準規則に定める設備の点検等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
血液の循環に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
関連する分野を練習する
よくある質問
衛生管理者試験の公式の解答速報はありますか?
ありません。安全衛生技術試験協会が公表しているのは、半年ごとに実施した試験から選んだ「公表試験問題」とその正答だけです。最新の令和8年10月掲載分は令和8年1月から6月までに実施したもので、受けた回の問題が載るとは限らず、載るとしても数か月後です。
問題用紙は持ち帰れますか?
持ち帰れません。公表試験問題の表紙の注意事項に「試験問題は、持ち帰ることはできません。受験票は、お持ち帰りください。」とあります。試験開始後1時間以内は退室もできません。
ネットの掲示板の解答速報は信用できますか?
試験問題は持ち帰れないため、掲示板などに出回る「速報」は受験者の記憶に頼ったものです。公式の正答ではないので、合否の判断材料にはしないほうが安全です。
関連する記事
出典
数値・条文は次の一次資料で確認しています(確認日は本文の注記のとおり)。
- 安全衛生技術試験協会「第一種・第二種衛生管理者」
- 安全衛生技術試験協会「試験の日程」
- 安全衛生技術試験協会「試験手数料」
- 安全衛生技術試験協会「統計」
- 「公表試験問題」(安全衛生技術試験協会)
- 表紙の注意事項(安全衛生技術試験協会)
- 関東安全衛生技術センターの学科試験案内(安全衛生技術試験協会)
このサイトは公益財団法人安全衛生技術試験協会とは関係のない学習用サービスです。法令の解釈や会社での運用は、所轄の労働基準監督署や専門家(社会保険労務士など)に確認してください。編集方針